歯科口腔外科では、歯茎や舌・顎の骨などに生じた疾患に対して、本来の機能を回復させる治療をおこなっています。お口の乾燥や顎の痛み・ぶつけて歯が折れたなどの症状にも対応しておりますので、お困りの際にはご相談下さい。また、高度な外科処置を必要とする場合、連携する専門医や総合病院をご紹介させていただく場合がございます。
「親知らずは抜いた方がよいのでしょうか?」とよくご相談を受けますが、歯の生え方や症状によって抜歯の必要である場合と、そうでない場合があります。そのため一概には言えず、患者様の親知らずの状態を確認し、症状などのお話をじっくりお伺いしてから判断していきます。
また最近では親知らずが生えない方もいらっしゃるようです。大体4人に1人くらいの割合で生えてこないようです。これは、親知らずの必要性が薄いため退化しているからだと言われております。そのため、生えてこないからといってもその部分に何の問題もなければ特に心配することはありません。
なお親知らず周辺に痛みや腫れが生じる場合や、物が挟まりやすく、虫歯になりやすい場合などは抜歯をお勧めします。
しかし、このような症状がなく、まっすぐ生え正常に機能している場合は無理に抜く必要は全くありません。また親知らずを健康な状態で残しておけば、奥歯を失ってしまった際、その部分に親知らずを移植出来る可能性もあるため、残しておくことも大切です。
顎関節症とは、顎の骨が動くときに使われる関節(顎関節)に、噛み合せのズレや歯ぎしり・精神的なストレスなどで過度の緊張や連続的な負担が原因で起こる病気です。特に若い女性がかかりやすいと言われています。顎関節症の三大症状として、顎が鳴る・口が大きく開かない・顎が痛むが挙げられ、頭痛・肩こりなどの全身症状にも及ぶケースもあります。
しかし、顎関節症の認知度は低いため、ご自分が顎関節症とは気づかず、治る兆しの見えない頭痛・肩こり・耳鳴り等の症状に、悩まされながら生活を送っていらっしゃる方も少なくありません。少しでも症状が当てはまる方はお気軽にご相談ください。
顎関節症の治療は、マウスピースを使用し噛み合わせを調整する方法が一般的です。やわらかい素材のマウスピースを使うことによってクッションの様な役割を果たし、関節への負担を軽減することが出来ます。また、就寝時に主に装着するため、夜間の歯ぎしりや食いしばり防止にも効果があります。